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渡辺病院

〒680-0011 鳥取県鳥取市東町3丁目307

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病院・施設のご案内

渡辺病院

渡辺病院 外観

病院の特徴

地域のニーズに応え、外来・リハビリ機能の拡充

救急・急性期医療から慢性期リハビリテーション医療の分野を担い、思春期・青年期疾患、老年期認知症、うつ病、神経症、依存症など、幅広い精神疾患の診療を行っています。近年、外来患者数の増加、そしてより専門性の高い診断や治療のニーズの高まりに応え、アルコール依存症、発達障害(アスペルガー障害等)などの専門外来を設置。また、慢性期精神疾患への積極的なリハビリテーション、ならびに地域における障害者の社会生活適応の維持・改善をデイケア(認知症・精神科)や社会復帰施設、訪問看護でサポートします。

認知症の専門医療においては、早期医療・治療計画策定、入院・通院医療、デイケアと包括的な専門医療を行い、重度慢性の身体疾患をもつ認知症の方の長期療養など、地域において医療の必要度が高い分野を1953年の開院以来受け持ちながら、今日にいたっています。

精神科救急医療

緊急に医療を必要とする精神障害のある方に対し、迅速かつ適正な医療を施す体制を整えております。休日・夜間の精神疾患の急な発症や悪化に対し、診察や入院の受入を行っています。

東病棟:精神科救急入院病棟

東病棟は2019年3月に精神科救急入院病棟へ転換しました。精神科救急入院病棟は精神科における急性期医療の役割を担う精神科救急病棟で、通称『スーパー救急病棟』とも呼ばれており、多職種による質の高い集中的な医療を行うことで患者さまの早期社会復帰を目指す病棟です。

この病棟には、精神科救急に配慮された施設基準が設けられており、精神科救急医療体制整備事業に参加していること、入院患者さまの6割以上が3ヶ月以内に自宅退院することなどです。ソフト面では、病棟専従医師が入院患者16人に1人以上、精神保健指定医が病院全体で5人以上、看護師がこの病棟の入院患者10人に常時1人以上、病棟専従の精神保健福祉士が2人以上などで、患者さまへの手厚い人員配置によって、充実した質の高い医療を提供しています。

MRI

検査機器・設備の充実

rTMS(反復経頭蓋磁気刺激装置)

反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法は、うつ病によって一時的に機能が低下している左前頭葉(背外側前頭前野)に、高頻度で反復的に磁気刺激を与えることで脳全体の活性化を促進する治療法です。当院では、米国ニューロネティクス社製の最新装置『ニューロスター』を使用し、入院または外来において保険適用下でrTMS治療を受けていただけます。 尚、rTMS療法を開始する際には、現在服用中の治療薬は引き続き使用していただけます。

通院の場合、一般的には、1日1回のrTMSによる治療時間は37.5分(前後の準備時間を含め約1.5時間、初回は約2時間)で、治療セッションを毎日、週5日間、3週間続けて行います。3週間の計15回の治療セッション終了時、効果判定を行い、寛解(症状がほとんど軽快)した場合、逆に、治療効果がほとんど得られなかった場合には終了となります。また、治療効果が認められるも、さらに改善の余地があると見込まれる場合は、引き続き、3週間まで治療を継続することができます。

rTMS治療をご希望の方は、平日15時~17時の間に外来・第一ナースステーション宛 Tel(0857)24-1151までお問い合わせください。

 ■よくある質問

Q1.初めての受診となりますが、rTMS療法の申し込みはできますか?

 →まず当院地域連携室へ初診の申し込みをお願いします。rTMS療法ご希望を申し出いただきましたら、適性に関する質問をさせていただきます。尚、適性評価にあたっては検査が必要となります。(採血、心電図、頭部MRI、心理検査など)診察の際、医師からご説明致します。

Q2.うつ病以外でのrTMS療法の申し込みはできますか?

 →当院では原則、うつ病治療目的の方が対象となります。

Q3.妊娠中ですが治療はできますか?

 →rTMS療法の適応は、抗うつ薬による薬物療法の効果がみられない成人のうつ病の方が対象です。日本精神神経学会策定の適性使用指針より、妊娠中は相対禁忌となります。診療にてご相談下さい。

Q4.費用の相談はできますか?

 →rTMS療法には健康保険が適応されます。3割負担の方であれば、1セッション(1回)あたり3830円(再診料+rTMS療法)となります。外来通院の場合、自立支援医療制度(1割負担で所得区分での負担上限額までの負担)の利用可能です。申請が必要となりますので、詳細は相談室でお尋ねください。入院して施術を受けられる際は、高額療養費制度をご利用になることで、定められた医療費の負担上限額をこえることはありません。申請については、相談室でお尋ね下さい。

rTMS

MRI(磁気共鳴画像検査)

人の身体に磁気を当て、画像を撮影する装置で、自由な断面で撮影できます。もちろん斜めや脊髄に沿った断面も撮影でき、3D画像解析装置により3次元の立体画像として診断に利用されています。オープン型で、狭い空間が苦手な方にも安心して検査を受けていただけます。

MRI

CTスキャン(コンピュータ断層画像検査)

CTは、X線を360度回転しながら照射し、全身の断層画像を作成します。16列検出器を有するCTで、1回転0.75秒で複数枚の画像検査を行うことができます。

画像の質を保ちつつ、最大で75%の被ばく線量を低減することができ、体内の画像の障害となる金属のアーチファクトを抑えた画像を作ることが可能なシステムを搭載しおり、有用な診断画像を得ることができます。

CTスキャン

核医学検査

核医学検査は、健康に影響のない微量のアイソトープ(放射性同位元素)を含む薬を用いて、脳および体の臓器の機能を測定する検査です。当院では、ドーパミントランスポーター・スキャン(DATスキャン)、脳血流SPECT(シングルフォトン・エミッション・コンピューター断層画像)検査、MIBG心筋シンチグラフィーにより、さまざまな疾患の精密な鑑別診断を行っています。

核医学検査

光トポグラフィー検査

近赤外線を用いて脳血流を測定し、前頭葉や側頭葉における脳活動状態を把握することを通して、精神疾患の鑑別診断の手助けとする検査です。

マグスティムラピッドシステム

介護医療院を併設

当院は、介護療養病床を2018年4月に創設された『介護医療院』へ転換しました(2019年4月)。

介護医療院は、長期的な療養を必要とされる要介護者の方を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設です。パーテーションや家具の配置を工夫することでプライバシーに配慮した生活環境を提供しております。

名称
渡辺病院 介護医療院センテナリアンハウス
定員
26床(南館2階)

療養環境について

自然、時の流れ、街と繋がり、こころ和らぐ居場所を

渡辺病院は、緑豊かな久松山のふもとに建ち、静かで落ち着いた場所にあります。鳥取城跡、お堀端、仁風閣、博物館と歴史を感じられ、桜、街路樹の新緑、青々とした夏山、秋の紅葉、四季の穏やかな移ろいが美しく、情緒のある環境は「こころの医療」を扱う渡辺病院、そして患者さまにとって素晴らしい環境です。

本館、南館、西館、東館、北館、中央館、中央南館、新南館からなる各病棟はパビリオン様式にて機能分化が図られ、個性豊かな医療・看護を提供しています。院内は、採光に配慮した設計でやさしい陽光が注がれ、また内装をパステルカラーを基調とした柔らかい印象に仕上げ、外来の患者さま、長期療養される方、面会のご家族も、穏やかで温かな気持ちで過ごしていただけるような空間づくりをしています。患者さまの描かれた絵や、生け花クラブの活動で生けられたお花を院内に飾っています。

病院概要

病院長
渡辺 憲
総許可病床数
282床
診療科目
心療内科・神経内科・精神科
住所
〒680-0011 鳥取県鳥取市東町3丁目307
お問い合わせ

TEL:0857-24-1151

FAX:0857-24-1024

渡辺病院機構図

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